エンジニア職種別の平均年収はいくら?年収アップ方法や資格など解説! - Tech Hiveマガジン

エンジニア職種別の平均年収はいくら?年収アップ方法や資格など解説!

エンジニアを目指している方は「平均年収はどれくらいなのか?」と気になります。

また現在エンジニアとして働いている方も平均年収は高いのか普通なのか知りたいでしょう。

そこでシステムエンジニアとネットワークエンジニア、サーバーエンジニアに限定して平均年収をご紹介いたします。

また年代別のエンジニアの平均年収や平均年収アップ方法なども解説しますので参考にしてください。

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エンジニア全体の平均年収はどれくらい

エンジニアの平均年収は経済産業省のデータによれば542万円です。

フリーランスエンジニアの平均年収

フリーランスエンジニアの平均年収はフリーランスエージェントの求人情報によると、792万円ほどです。

エンジニア 職種一覧

ここでは、エンジニアの職種別の仕事内容についてを詳しくみていきます。

職種:ITコンサルタント

ITコンサルタントは、ITに関する技術や知識を持っている専門家で、企業や組織などの経営課題や問題を解決するためのアドバイスなどで支援します。

ITコンサルタントの主な仕事は以下の5つです。

  • ビジネスの分析・評価
  • 問題の分析
  • リスク評価
  • ソリューションの提案
  • プロジェクト管理

クライアントのビジネス目標や課題を理解し、すでに導入しているシステムの管理・運用方法でどのように価値を提供できるかを評価します。

評価したあとにフローチャートやグラフなどで可視化し、問題を分析するのもITコンサルタントの仕事です。

セキュリティに関するリスク評価や問題を解決する優先順位を決めます。

クライアントが導入しているシステムの問題やリスクを分析したあとは、既存のシステムの改善や新しいシステムの導入など改善提案をします。

計画、実施、監視を行い、予算、リソース、スケジュールの管理などでプロジェクトの達成へ導くのも仕事です。

職種:プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーの仕事は以下の4つ。

  • プロジェクト計画
  • プロジェクトチームの編成
  • プロジェクト推進、管理
  • プロジェクト評価およびレビュー

クライアントの要望を聞き取り要件定義しながら、システム開発の目的や目標、規模やスケジュール、予算などを決めます。

プロジェクトの目的に合ったスキルを持ったメンバーを予算内に集めるなど人員配置するのがプロジェクトマネージャーの仕事です。

プロジェクトのタスク管理や進捗状況の管理をし、クライアントの要望通りの納期に完成させる大切な役割があります。

プロジェクトの各工程のテストや完成後のレビューを行い、問題点の摘出や対策の立案、評価を行います。

職種:プロジェクトリーダー

プロジェクトリーダーの仕事は以下の5つ。

  • チームの総括
  • スケジュール管理
  • タスク管理
  • チームメンバーの業務管理
  • 業務マネージメント

プロジェクトリーダーは、リーダーとしてプロジェクトを成功させるためにメンバーの育成や指導を行います。

納期までに完成させるためのスケジュール管理もプロジェクトリーダーの仕事です。

タスクを遅延なくスムーズに進むように管理します。

仕事がしやすい職場環境作りやチームメンバーのモチベーションアップなどメンバーの業務を管理するのもプロジェクトリーダーの仕事です。

現場管理、業務・進捗把握し、業務全体のマネージメントをします。

職種:システムエンジニア

システムエンジニアの仕事は以下の6つ。

  • 要求分析
  • 要件定義
  • 基本設計
  • 詳細設計
  • プログラミング
  • テスト運用・保守

要求分析でクライアントの要望を具体的に明文化し、要望に添うシステムの定義を行います。

システムエンジニアはサービス規模の把握のために、要件定義を図面や、画面遷移として図化する基本設計とプログラマーがプログラミングするための詳細設計をするのが仕事です。

プログラミングはプログラマーが行いますが、予算などによってシステムエンジニアが行う場合があります。

またシステムエンジニアは、クライアントの要望通りにプログラミングできているのかテストします。

職種:プログラマー

プログラマーは、システムエンジニアの詳細設計をもとにプログラミングする仕事です。

プログラマ― はアプリケーションの開発を行うプログラマー、 Wi-Fiなどネットワークに特化したシステムの開発を行うプログラマーなど8種類に分類できます。

職種:サーバーエンジニア

サーバーエンジニアの仕事は構築業務と保守業務の2つです。

サーバーは種類や個数、スペック、処理能力などで構築します。

OSバージョンアップ、サーバーエラーが発生していないか監視、バックアップ機能を正常に動作、セキュリティチェックなどの保守業務が仕事です。

職種:ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアはネットワークに関する設計・構築・運用・保守の仕事を担当します。

クライアントの要望に応じて使用するネットワークのルーターなどの種類・数、使用する回線を決めます。

実際にルーターなどの機器を設置してネットワークを構築します。

立ち上げたネットワークの運用・保守もネットワークエンジニアの仕事です。

職種:データベースエンジニア

データベースエンジニアは、データベースに関する開発・設計、管理・運用の仕事を担当します。

クライアントのニーズに合うように最適なデータベースを開発・設計をします。サーバーの最適化や効率化などで管理し、データのバックアップなどの運用をするのがデータベースエンジニアの仕事です。

職種:セキュリティエンジニア

セキュリティエンジニアは、サーバーに関連する業務や情報セキュリティに配慮したシステム設計・運用を行い、またサイバー攻撃を防ぐための調査や対策なども行います。

職種:クラウドエンジニア

クラウドエンジニアは、インフラ設計、クラウド環境の構築、保守・運用を担当します。

クラウドエンジニアの仕事は、業務がスムーズにできるようにするインフラ設計です。

またインフラ設計だけではなく、クラウド環境の構築もクラウドエンジニアが担当します。

職種:インフラエンジニア

インフラエンジニアは、ITで使用するサーバーやネットワークなどのインフラ設計・構築・運用するのが主な仕事です。

エンジニア職種別必要なスキル

エンジニアの職種 必要なスキル・知識
ITエンジニアの 課題を把握する理解力
プロジェクトマネージャー 経営能力、管理能力
プロジェクトリーダー 統率力、コミュニケーション能力
システムエンジニア ITに関する幅広い知識
プログラマー 論理的思考力と問題解決スキル
サーバーエンジニア サーバーOSの知識と構築スキル
ネットワークエンジニア 論理的思考力とネットワークの知識
データベースエンジニア データベース操作言語 SQL のスキル
セキュリティエンジニア 脆弱性診断スキル
クラウドエンジニア 企画提案力、仮想化技術
インフラエンジニア ネットワーク・サーバーとプログラミング言語の知識

種類:管理系エンジニア業務内容と年収

管理系エンジニアには、プロジェクトマネージャー・プロダクトマネージャー・システムコンサルタントの種類があります。

これらエンジニアの業務内容と年収についてみていきましょう。

プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャー:プロジェクト全体をまとめる責任者で、プロジェクト開発から完成するまでのタスクや工程の管理を担当するエンジニアです。

平均年収:転職サービス(デューダ)2021年の発表したデータによれば671万円。

プロダクトマネージャー

プロダクトマネージャー:プロダクト(製品・商品・生産物)の管理責任者で、開発、マーケティング、製品ライフサイクルを担当するエンジニアです。

平均年収:求人情報によれば約700〜750万円。

システムコンサルタント

システムコンサルタント:システム開発におけるヒアリング・分析・マネジメントが業務で、クライアントの課題解決を図る戦略をサポートします。

またデジタル戦略や計画の策定、立案なども担当するエンジニアです。

平均年収:2023年求人ボックス情報によれば約592万円。

種類:開発系エンジニア業務内容と年収

開発系エンジニアには、プログラマー・フロントエンドエンジニア・バックエンドエンジニア・アプリケーションエンジニア・エンベデッドエンジニア・AIエンジニア・ブロックチェーンエンジニアの種類があります。

これらエンジニアの業務内容と年収についてみていきましょう。

プログラマー

プログラマー:システムやアプリケーションを構築するためにプログラムの設計(プログラミング)を担当するエンジニアです。

平均年収:2023年求人ボックス情報によれば約440万円。

フロントエンドエンジニア

フロントエンドエンジニア:ウェブサイトやアプリのフロントエンド側の設計・構築を担当するエンジニアです。

平均年収:2023年求人ボックス情報によれば約595万円。

バックエンドエンジニア

バックエンドエンジニア:Webサービスの開発におけるサーバー構築・データベース構築・プログラム開発・保守・運用などを担当するエンジニアです。

平均年収:2022年のレバテック求人情報によれば900万円。

アプリケーションエンジニア

アプリケーションエンジニア:業務・Web・スマートフォン向けアプリケーションのシステム設計からプログラミング、テストなどを担当するエンジニアです。

平均年収:転職サービス(デューダ)2021年の発表したデータによれば438万円。

エンベデッドエンジニア

エンベデッドエンジニア:システム開発における設計・ハードウェア、ソフトウェア設計・実装・デバッグと環境テストなどを担当するエンジニアです。

平均年収:転職サービス(デューダ)2016〜2017年の1年間のデータによれば20代で391万円、30代で513万円、40代で592万円、50代で673万円。

AIエンジニア

AIエンジニア:AI(人工知能)の開発やデータ解析を担当するエンジニアです。

平均年収:2021年の経済産業省のデータによれば450〜700万円。

ブロックチェーンエンジニア

ブロックチェーンエンジニア:オンライン決済、モバイル決済、デジタルウォレットなどの「ペイメントサービスの開発」、取引履歴を暗号化した技術「ブロックチェーンの開発」などを担当するエンジニアです。

平均年収:求人情報によれば500〜1,200万円と幅が広く平均では約930万円と言われています。

種類:インフラ系エンジニア業務内容と年収

インフラ系エンジニアには、ネットワークエンジニア・データベースエンジニア・サーバーエンジニア・セキュリティエンジニア・クラウドエンジニアの種類があります。これらエンジニアの業務内容と年収についてみていきましょう。

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニア:ネットワークの設計・構築・運用・保守を担当するエンジニアです。

平均年収:転職サービス(デューダ)2022年の発表したデータによれば448.3万円。

データベースエンジニア

データベースエンジニア:データベースの設計、開発・構築、運用・保守を担当するエンジニアです。

平均年収:2023年レバテックキャリアの求人・転職情報によれば約704万円。

サーバーエンジニア

サーバーエンジニア:サーバー数などの設計、設計図をもとにサーバー構築、サーバーの運用・保守を担当するエンジニアです。

平均年収:マイナビIT エージェントによれば465万円。

セキュリティエンジニア

セキュリティエンジニア:サーバーの情報セキュリティを専門に担当するエンジニアです。

平均年収:2023年求人ボックス情報によれば597万円。

クラウドエンジニア

クラウドエンジニア:クラウドを使ったネットワーク構築における機能や性能の設計、クライアントに必要なクラウドサービスの構築、正常な動作確認など保守・運用を担当するエンジニアです。

平均年収:国税庁の民間給与実態統計調査によれば約600万円。

種類:営業系のエンジニア業務内容と年収

営業系エンジニアには、セールスエンジニア・フィールドエンジニア・サポートエンジニアの種類があります。

これらエンジニアの業務内容と年収についてみていきましょう。

セールスエンジニア

セールスエンジニア:お客様に製品の説明や良さを伝えたり、新たな提案をしたりするエンジニアです。

平均年収転職サービス(デューダ)2017年の発表したデータによれば612万円。

フィールドエンジニア

フィールドエンジニア:クライアントの要望に応じて、クライアントの現場でハードウェアの設置と設定を担当するエンジニアです。

平均年収:求人サイトの情報によれば約490万円。

サポートエンジニア

サポートエンジニア:クライアントの問題や課題解決を担当するエンジニアです。

平均年収:2023年レバテックキャリア転職・求人情報によれば約621万円。

種類:テスト系のエンジニア業務内容と年収

テスト系エンジニアには、テストエンジニア・QAエンジニアの種類があります。これらエンジニアの業務内容と年収についてみていきましょう。

テストエンジニア

テストエンジニア:製品やサービスがクライアントの要望に沿った仕様書通りの機能や品質を満たしているのかについてテストを担当するエンジニアです。

平均年収:レバテックキャリアの情報によれば200から1,200万円。

QAエンジニア

QAエンジニア:システム開発におけるテスト設計、動作テスト、品質管理などシステムやソフトウェアの品質保証を担当するエンジニアです。

平均年収:2022年レバテックキャリア情報によれば622万円。

エンジニアの平均年収はいくら?

エンジニアの平均年収は、経済産業省のデータによれば542万円です。また求人情報(2023年度)によればITエンジニアの平均年収は約494万円と公表しています。

さらにITエンジニアでも年収300〜330万円の求人や、年収840〜1,100万円といった求人情報があるなど企業の規模や仕事内容によってかなりバラツキがあります。

また地域によってITエンジニアの平均年収には以下のようにバラついています。

地域 平均年収
北海道・東北 456万円
関東 464万円
東海 432万円
四国 447万円
九州・沖縄 428万円
甲信越・北陸 412万円
関西 479万円
中国 469万円

都道府県別の平均年収 TOP5

滋賀県:500万円

大阪府:498万円

京都府:482万円

兵庫県:459万円

奈良県:455万円

エンジニアの平均年収:職種別

ここではネットワークエンジニア・サーバーエンジニア・システムエンジニアの平均年収を紹介いたします。

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアの平均年収は転職サイトの情報によれば、約448万円です。

300〜400万円未満が30%ともっとも多く、次いで400〜500万円未満の22%。

そしてもっとも少ないのが900〜1,000万円未満の1%となっています。

サーバーエンジニア

サーバーエンジニアの平均年収は求人情報(2020年度)によれば、467万円です。男女別と年齢別では以下のようになっています。

男性:479万円

女性:395万円

年齢別

20代:385万円

30代:518万円

40代:602万円

50代:654万円

システムエンジニア

システムエンジニアの平均年収は求人情報(2022年度)によれば、約498万円です。

約473〜540万円が全体の50%ほどともっとも多くなっています。

地域別では関東が約471万円ともっとも高く、次いで関西の約465万円です。

関東の中でも東京543万円、神奈川528万円、千葉473万円となっています。

エンジニアの平均年収:年齢別

ここではITエンジニアの年齢別の平均年収についてみていきましょう。

エンジニアは、知識と技能レベルによって7つのレベルに分類されます。

経済産業省のデータによれば、エンジニアのレベル1では約437万円、もっとも高いレベル7では約1,129万円です。

このように平均年収には大きな差があります。では年齢別ではどうなっているのかみていきましょう。

年代 平均年収
20代 413万円
30代 526万円
40代 646万円
50代 754万円

このデータは日本、米国、中国、韓国、インド、ベトナム、タイ、インドネシアの8か国の20代〜50代のITエンジニアによるアンケート調査結果です。

エンジニアの平均年収アップ方法


エンジニアの平均年収をアップする方法は以下3点が考えられます。

  1. ニーズに合うスキルの習得
  2. チームをまとめる力をつける
  3. 最新のスキルを身につける

平均年収アップ方法:ニーズに合うスキルの習得

IT業界ではIoT、AIなど日々新しい技術が生まれ、そのニーズに合ったスキルを身につけることが必要と言えるでしょう。

新しいスキルを習得することは人材として高い評価になり、結果として収入をアップできる好条件です。

つまり、ニーズを素早く察知し、ニーズに合うスキルを身につけることが年収アップにつながると言えるのです。

平均年収アップ方法:チームをまとめる力をつける

エンジニアの平均年収をアップする方法は、チームをまとめる力をつけることです。

エンジニアにはリーダーやマネージャーといった役職があります。

チームを管理する能力があれば、リーダーやマネージャーとして働くことができ、結果として平均年収アップにつながるでしょう。

平均年収アップ方法:最新のスキルを身につける

IT業界の技術進歩は速く、新しいスキルやツールが次々と生まれています。

最新のスキルを身につけることで、自分の競争力を高めるとともに市場価値のアップが望めます。

つまり、他のエンジニアとの差別化ができることです。最新の技術に詳しいエンジニアは、雇う方からすれば魅力的な存在となり、高い年収が望めるでしょう。

エンジニアの年収アップが望める資格

エンジニアは資格を取得することで、年収アップが望めます。エンジニアとしてレベルアップできる資格は以下の4点です。

  1. プロジェクトマネージャ試験
  2. システムアーキテクト試験
  3. ネットワークスペシャリスト試験
  4. ITコーディネータ試験

プロジェクトマネージャ試験

プロジェクトマネージャ試験は、IPA 独立行政法人が推進する資格試験で、以下の知識・実践能力が必要になります。

  • 戦略及びシステム全般に関する基本的な知識を理解している
  • プロジェクトの目的を実現するプロジェクト計画を作成できる
  • プロジェクトの目標を設定し、その達成に最適なマネジメントができる
  • プロジェクトチームの全体の意識を統一する管理する能力
  • プロジェクトの計画・実績の適切な分析・評価ができる

システムアーキテクト試験

システムアーキテクト試験は、IPA 独立行政法人が推進する資格試験です。

情報システムの構造の設計や、開発に必要となる要件の定義などの業務に役立つ、以下の知識・実践能力が必要になります。

  • 情報システム戦略において各種業務プロセスについての専門知識とシステムに関する知識
  • 企業の要望をモデル化して、情報技術を適用できる形に再構成できる
  • 企業における業務プロセスの状況、業種ごとの専門知識
  • 情報システムのシステム方式、開発手法、ソフトウェアパッケージなどシステムに関する知識
  • OS、データベース、ネットワーク、セキュリティなどの基本的な知識
  • 情報システムを構築し、運用・保守ができる

ネットワークスペシャリスト試験

ネットワークスペシャリスト試験は、IPA 独立行政法人が推進する資格試験です。

ネットワークシステムの企画・要件定義・設計・構築・運用・保守などの業務に役立つ、以下の知識・実践能力が必要になります。

  • ネットワークサービスの要望の目的に応じた適用可能な技術・サービスを選択できる
  • ネットワークシステムの要求仕様を作成できる
  • コストを意識した最適な論理設計・物理設計ができる
  • ネットワークシステムの設計・構築・運用・保守ができる

ITコーディネータ試験

ITコーディネータ試験は、ITコーディネータ協会が推進する資格試験です。

ITサービスを経営者目線で行うことに役立つ、以下の知識・実践能力が必要になります。

  • 経営戦略・業務改革・IT戦略の基本知識
  • IT経営の推進方法
  • IT経営の業務改革プロセス、経営戦略プロセスなど知識

エンジニアの年収アップする方法

年収アップする方法は以下の4点です。

  • 技術的なスキルのアップ
  • フリーランスになる
  • 資格を取得する
  • 年収の高い企業で働く

企業内で評価を高めることが年収アップにつながるでしょう。そのため企業が必要としているスキルを磨くことです。

フリーランスのエンジニアとして働けば、自分のスキルやがんばり次第で年収アップが望めます。

年収が高い資格を取得する方法もあります。すぐに年収アップしたいのなら年収の高い企業で働くことが一番です。

エンジニアの年収ランキング「企業別」

エンジニアの企業別年収ランキング5位までの結果は以下のようになっています。

  • ランキング1位:SRA ホールディングス
  • ランキング2位:フューチャー
  • ランキング3位:野村総合研究所
  • ランキング4位:ソフトバンク
  • ランキング5位:日本オラクル

ランキング1~5位までの企業について詳しくみていきましょう。

ランキング1位:SRA ホールディングス

ランキング1位「SRA ホールディングス」は、有価証券報告書・四半期報告書によれば平均年収は以下のように増加傾向にあります。

年度 平均年収
2018年 1205万円
2017年 1206万円
2016年 1123万円
2015年 1105万円
2014年 938万円

SRA ホールディングスは、1967年に誕生した長い歴史を持つ老舗ITグループ会社。以下の事業を展開しています。

  • 開発事業:金融ITサービス・組込ITサービス、インフラ構築など
  • 運用・構築事業:アウトソーシングサービス・インフラ運用サービス・システム運用サービスなど
  • 製品・ソリューション事業:クラウドセキュリティ、開発支援、システム品質など

求人情報によれば、業務アプリケーションエンジニア、組込エンジン、インフラエンジニアを募集しています。

SRA ホールディングスは、有給取得率71%、育児休業最長3年間、資格取得奨励金、受け放題IT講座、家賃最大71,000円負担など働きやすい環境が整っている会社と言えます。

ランキング2位:野村総合研究所

ランキング2位「野村総合研究所」は、社員クチコミ情報を提供するOpenWork(オープンワーク)によれば、エンジニア・SEの年収326〜1820万円と回答しています。そして平均年収は928万円です。

IT業界の中でも年収の高い、国内最大手のシンクタンク「野村総合研究所」は、コンサルティング、金融ITソリューション、産業ITソリューション、IT基盤サービス事業を行っています。

年収は年齢とともに上がっていく年功序列で、ほとんどの方が30歳で年収1,000万円を超えているのが現状です。就職・転職したいIT企業の中で人気があります。

野村総合研究所は、経営コンサルタント、アプリケーションエンジニア、テクニカルエンジニアの人材を募集しています。

ランキング3位:フューチャー

ランキング3位「フューチャー」は、有価証券報告書・四半期報告書によれば平均年収は以下のように増加し、5年間平均すると782万円です。

年度 平均年収
2016年 906万円
2015年 762万円
2014年 781万円
2013年 739万円
2012年 722万円

フューチャーは、1989年に誕生したITコンサルティング企業。

グループ経営戦略、新事業・サービスの企画立案の事業に加えてグループとして「ITコンサルティング・サービス事業」「ビジネスイノベーション事業」を展開しています。

ランキング4位:ソフトバンク

ランキング4位「ソフトバンク」は、有価証券報告書・四半期報告書によれば平均年収820.7万円です。

ソフトバンクは「携帯端末の販売」「通信サービスの提供」「固定通信サービスの提供」の事業を展開しています。

またOpenWork(オープンワーク)によれば、エンジニア・SEの年収は679万円と回答しています。

ソフトバンクの職種別年収データでは、ソフトウェアエンジニア の平均年収は約750万円、インフラエンジニア・セキュリティエンジニア の平均年収は約630万円です。

ソフトバンクは「実力・成果主義」で、スキルが高く、成果を多く出す人が採用されやすいと言えます。

そんな人材はボーナスが高くなるため一般企業より高い年収が望めます。そのため新卒の就職や中途採用の難易度は高いと言えるでしょう。

ランキング5位:日本オラクル

ランキング5位「日本オラクル」は、OpenWork(オープンワーク)によれば、エンジニア・SEの年収500〜1280万円と回答しています。

そして平均年収は773万円です。日本オラクルは、クラウドサービス、ソフトウェア、ハードウェア製品、ソリューション・コンサルタント事業を展開し、新卒より中途を多く採用しています。

エンジニアの年収ランキング「種類別」

エンジニアの種類別年収ランキング5位までの結果(マイナビエージェント参考)は以下のようになっています。

  1. ランキング1位システムコンサルタント
  2. ランキング2位データベースエンジニア
  3. ランキング3位社内システムエンジニア
  4. ランキング4位セキュリティエンジニア
  5. ランキング5位サーバーエンジニア

ランキング1位:システムコンサルタント

ランキング1位は平均年収が610万円のシステムコンサルタント。

システムコンサルタントとは、クライアントの業務の効率化や課題を分析し、経営戦略や問題解決のためにサポートする仕事になります。

平均年収は以下の通りです。

年齢 平均年収
20代 500万円(男性:517万円、女性:478万円)
30代 732万円(男性:746万円、女性:630万円)

ランキング2位:データベースエンジニア

ランキング2位は平均年収が594万円のデータベースエンジニア。

データベースエンジニアは、データベース製品を使ってデータベース設計・開発し、サーバーの最適化や効率化を図るなど管理します。またバックアップをとるなどの運用もするエンジニア。

ランキング3位:社内システムエンジニア

ランキング3位は平均年収が516万円の社内システムエンジニア。

社内システムエンジニアは、自社が利用するシステム開発の設計を担当するエンジニア。

平均年収は以下の通りです。

年齢 平均年収
20代 442万円(男性:480万円、女性:395万円)
30代 556万円(男性:567万円、女性:515万円)

ランキング4位:セキュリティエンジニア

ランキング4位のセキュリティエンジニアの年収は、スキルと環境によって差があります。

年収450〜年収1,000万円の案件・求人があるなど年収に幅があります。

セキュリティエンジニアは、サーバーに関連する必要なセキュリティを企画・提案したり、セキュリティシステムのテスト・運用・保守をしたりするエンジニアです。

ランキング5:サーバーエンジニア

ランキング5位は平均年収が465万円のサーバーエンジニア。

サーバーエンジニアは、サーバーのスペックや処理能力、必要台数などサーバーの構築や、サーバーの監視やセキュリティチェック、バックアップなど運用・保守を行うエンジニア。

平均年収は以下の通りです。

年齢 平均年収
20代 418万円(男性:411万円、女性:438万円)
30代 501万円(男性:503万円、女性:491万円)

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まとめ:エンジニア職種別の平均年収

ニーズや技術の進歩などの変化が激しいIT業界。さまざまなエンジニアが活躍するのは当然のことながら、平均年収にも差があります。

ニーズの動向や新しい技術を素早く察知して、スキルアップすることが重要です。

ITエンジニアの需要は高まっていて、エンジニアの活躍する環境は整っています。

今以上に年収アップを望むなら多様なスキルを身につけることが重要です。

また自分のエンジニアとしてのスキルが活かせる企業を選ぶことも、年収アップには欠かせないでしょう。