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システムエンジニアとして働く場合には就職する企業選びが重要になってきます。
ここでは、ブラック企業に就職しないポイントやシステムエンジニア業界にブラック企業が多い理由を紹介していきます。
Contents
システムエンジニアの企業にブラックが多い理由
エンジニア業界の企業にはブラック企業が多いと言われています。
しかし、なぜエンジニア業界にはブラック企業が多いと言われているのか分からない人もいるのではないでしょうか。
全ての企業がブラックというわけではありませんが、さまざまな理由からブラック企業になりやすいことが関係しています。
次に、システムエンジニアの企業にブラックが多い理由を紹介します。
人材が常に不足しているから
システムエンジニアだけではなく、エンジニア業界全体に言えることですが、人材が不足している状況が続いています。
人材が不足している理由は、IT社会になったこともあり、さまざまな物にシステムを導入することが増え、システムエンジニアの仕事が増えているからです。
そのため、システムエンジニアの人数よりも仕事の量の方が多くなってしまっています。
人材が少ないにも関わらず仕事量が多いと1人の負担も大きくなってしまい、辞めてしまう人が多いことも人材が不足している理由でもあります。
ワンマン経営者が多いから
システムエンジニアの企業にはワンマン経営者が多い傾向があります。
システムエンジニアの企業は独立して個人で経営している場合が多いです。
それだけ実績と経験があれば企業することができやすい業種と言えますが、ワンマン経営者はブラック企業を作り上げている可能性が高いです。
ワンマン経営者は過去の自分が経験したことを従業員にも押し付けようとする考えがある場合が多く、ブラック企業になる原因の一つです。
例えば、毎日のように残業をしてスキルと実績を積み、起業していれば、残業が当たり前の企業になりやすいです。
労働組合がないから
上記でも紹介したようにシステムエンジニアの業種は独立して個人でも企業しやすいため、ベンチャー企業や中小企業が多い傾向があります。
規模が小さい企業であれば、労働組合が存在しない場合が多いです。
規模が大きいシステムエンジニアの企業であれば労働組合が作られている場合が多く、残業時間や給料の未払いがないかなどをチェックしてくれます。
そのため、ブラック企業になりにくく、従業員を守ってくれます。
しかし、労働組合がないとこれらのチェックを行う仕組みがなく、野放し状態と言っても過言ではありません。
残業の時間が多くなりやすく、従業員を守ることもできないため、辞める人も多くなりやすいです。
残業が多い
システムエンジニアの仕事は残業が多くなりやすいです。
働き方改革のおかげで残業時間が軽減されている場合もありますが、それでも他の職種と比べると残業の時間が長くなりやすい特徴があります。
その理由は納期が厳守であり、クライアントの要求で急に早まってしまうこともあるからです。
そのほかにも急にシステムの不具合などで呼び出しを受けることもあり、時間外労働が多くなりやすいです。
トラブルがあると高い確率で残業になりやすく、トラブルが解消されるまで残業が連日続くことも珍しくありません。
しかし、常に残業が続くわけではなく、プロジェクトが落ち着けば定時で帰ることができます。
システムエンジニアがブラックと言われる理由とは3選
一般的にシステムエンジニアがブラックと言われている理由を3つ紹介していきます。
理由①残業
システムエンジニアの仕事は残業になりやすいという点でブラックと言われる可能性が高いです。
システム開発業務は、基本的に納期があります。
業務を委託されたシステムエンジニアは、どんなに途中でトラブルがあっても遅れずに納期に間に合わせなければなりません。
そのため、残業をする必要がある場面になることが多く、納期前には忙しくなることが多いです。
理由②労働組合がない
システムエンジニアが所属するIT業界は、中小企業やベンチャー企業が多く、大手メーカーなどに比べると働く環境が整っていないことが多いです。
そのひとつに労働組合がないケースが挙げられます。
労働組合がないことで残業時間や賃金の未払いについて相談する環境ががありません。
そのまま悪い環境の中で働くことで社員の健康や生活に悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。
理由③仕事での変更依頼が多い
システムエンジニアに仕事を依頼するクライアントはシステム開発を知らない人が多いのが現状です。
そのため、開発が始まってから追加機能の依頼や仕様書を変更してくることが多いです。
納期は変わらず、内容が追加される悪循環は、システムエンジニアの残業時間が増えてしまう可能性があります。
システムエンジニアのためのブラック企業の見分けかたポイント5選
システムエンジニアはブラック企業で働きやすいと知らず知らずのうちに世間の当たり前になりつつあります。
しかし、我慢できる度合いにもほどがあります。そこで、ここではブラック企業を見分けるポイントを解説していきます。
システムエンジニアのためのブラック企業の見分け方ポイントは以下の5つです。
- 社員の平均年齢
- 募集の採用人数
- 仕事請け構造
- 残業・給料制度
- 仕事内容
社員の平均年齢
社員の平均年齢が低い企業は、ブラック企業の可能性があります。
会社を設立してから長く経っているのに若い社員が多い企業は注意が必要です。
若い社員が多いということは、やめる社員が多く、ベテラン社員がいないことが多いです。
その原因として労働環境が悪いという可能性が挙げられます。
優秀な仕事のできるシステムエンジニアは、ブラック企業を見極め、すぐに転職してやめてしまいます。
転職は、入社3年目が一番多いとされていて、その結果、中堅層社員がいない環境になります。
ベテランがいない環境で未経験のシステムエンジニアが成長するのは難しい環境なのかもしれません。
募集の採用人数
募集の採用人数が不自然に多い企業はブラック企業の可能性があります。
会社の規模が大きく採用人数が多いケースや新規事業の立ち上げで多いケースなどもありますが、注意が必要です。
中小企業やベンチャー企業なのに不自然に採用人数が多いところは、人手が足りないくらい忙しく残業が多い可能性があります。
また、採用時に採用試験業務など仕事をさせた後、ふるいにかけられて不採用にさせられてしまうといった声も少なくありません。
仕事請け構造
先にも述べたように、企業自体が多重請負構造になっている企業はブラック企業の可能性があります。
IT企業は、1次請けから2次請けへとどんどん下へ仕事が流れていくシステムになっています。多いときは4次請けまである企業もあります。
下へ仕事が流れていくシステムの下で働くと、安い報酬で1次請けと同様の質の仕事を短い納期でしなければいけないという欠点があります。
下請けをたくさん受け持っている企業ほど売上が少ないなか残業が増えるといった環境になりやすいです。
残業・給料制度
給料が年俸制で、残業がみなしになっている企業はブラック企業の可能性があります。
年俸制の給料は1年単位で金額が決定するため、ボーナスや残業代が含まれていない可能性が高いです。
求人のサイトで見た年俸額が高く入社してみたけど、実際はそれ以上に働かされるケースもあります。
さらに、みなし残業では、残業せずとも一定時間の残業代が給料に加算されているため、それ以上働いてももらえないことが多いです。
例えば、40時間の残業代を含むと定められているとすると、実際に50時間残業しても10時間分の残業代が出ない場合があります。
仕事内容
システムエンジニアの仕事は主にシステム開発を行っていますが、そこでも自社システムか他社システムかによって働く場所が異なることがあります。
特に他社システムを扱う仕事がメインの企業は、客先常駐を実施しているところが多く、ブラック企業の可能性があります。
客先常駐とは、入社した企業とは別のお客様企業のオフィスに常駐して仕事をすることです。
常駐先では、残業が多い下請けの仕事ばかりさせられることが多いので注意が必要です。
企業の中には、常駐先でシステム開発を行っているところもありますが、単純作業ばかりさせられ、成長できない環境など、キャリアアップには適していない環境が多いです。
システムエンジニアを採用しているホワイト企業を見極めるには?
最近では、様々な仕事に携わっているIT企業が増えてきました。
そのなかで、ブラック企業とホワイト企業を見極めるのは難しいです。
しかし、システム技術やサービス、開発アイデアに自社の独自性がある会社で、他企業と差別化ができる成長している企業であればブラック企業である可能性は低いです。
また、新卒や転職と同じく、信頼できる求人サイトに登録し、ネットやSNSで企業の口コミや評価を幅広く知ることもブラック企業を見極める方法のひとつなのではないでしょうか。
さらに、面接時に気になることがあれば遠慮なく聞くことも、後に入社してから働きやすい環境の企業を決めるきっかけになるかもしれません。
システムエンジニアの仕事内容がブラックになりやすい理由
システムエンジニアの仕事はブラックになりやすいです。
上記では企業の方針などでブラックになりやすいことを紹介しましたが、次は仕事内容自体がブラックになりやすい理由を紹介します。
納期が短い
全ての仕事の納期が短いわけではありませんが、場合によっては短い場合もあります。
納期が短ければそれだけ急いで作業をしなくてはならず、定時に帰っていては間に合わないことも多いです。
納期が短くなりやすい理由にはクライアントが急いでいる場合もありますが、さまざまなことを管理するプロジェクトマネージャーが無能である可能性もあります。
プロジェクトマネージャーはプロジェクトの進行具合を管理する役職であり、クライアントとも交渉をする仕事です。
そのため、クライアントのみの意見を受けて入れていると必然的に納期が短くなりやすいです。
有能な上司であればあるほど効率よく作業をすることも期待でき、残業の時間も少なくすることが可能です。
仕事の質が求められる
他の職種にも言えることですが、仕事の質が求められやすいです。
納品後にトラブルなどが起きればそれだけ企業の信頼を失うため、仕事の質を落とすことはできません。
しかし、上記でも紹介したように納期が短い場合もあり、仕事の質を高めつつ急いで作業をしなければならないという難しい環境の中で仕事をしなければならないこともあります。
24時間体制が求められる
システムエンジニアの仕事は24時間体制が求められやすい特徴があります。
常に会社にいなければならないわけではありませんが、クライアントからの要望があれば、夜間でも休日でも対応しなければなりません。
納品したシステムに不具合があると対応する必要があり、それは勤務外でも関係がない場合も多いです。
そのため、急に休みの時間がなくなってしまう可能性があります。
システムエンジニアとして働く際にブラック企業に入らないポイント
システムエンジニアの企業が全てブラック企業というわけではなく、なかにはホワイトな企業もあります。
ブラック企業かホワイト企業かでいうと就職するのであれば断然ホワイト企業に就職することをおすすめします。
しかし、就職する際には選んだ企業がホワイトかブラックか判断することは難しいです。
次に、ブラック企業に就職しないためのポイントを紹介します。
- 同業者から意見を聞く
- SNSなどを活用する
- 常に求人情報が掲載されているかを確認する
同業者から意見を聞く
もし同業者の知り合いがいるのであれば、就職しようとしている企業について聞いてみましょう。
同業者であれば、違う企業の状態や環境を知っている可能性も高いです。
システムエンジニアとして働いていれば人脈も広がりやすいため、同業者と知り合いになることもできやすいです。
しかし、これからシステムエンジニアとして働こうとしている人は知り合いがいない場合が多く、同業者のツテで特定の企業の噂を聞くことは難しいでしょう。
SNSなどを活用する
特定の企業のことを知りたい場合はSNSを活用しましょう。
最近は情報化社会であり、SNSも普及しています。
そのため、SNS上で特定の企業に関する情報が提供されていることも珍しくありません。
しかし、SNSに載せられている情報が全て正しいというわけではないため、鵜呑みのすることは危険です。
また、大企業であれば情報がある可能性は高いですが、中小企業の場合では中々SNSで情報を入手することは難しいです。
常に求人情報が掲載されているかを確認する
就職先を探す際にはさまざまな媒体で求人情報を閲覧することになります。
その際にどの媒体にも掲載されていたり、長期間掲載され続けている企業はブラックの可能性があります。
必ずブラックというわけではありませんが、長期間求人情報が掲載されていることはそれだけ人材が集まっていないか条件が悪い企業ということになります。
また、求人者がいてもすぐに辞めてしまい、再び求人情報が掲載されているというパターンもあります。
従業員が長続きしない企業はブラック企業の可能性が高いでしょう。
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まとめ
システムエンジニアの企業はブラック企業が多いと言われており、その原因は経営者の力量や考えであったり、仕事内容である場合もあります。
そのため、システムエンジニアとして働く場合は企業選びが重要となってきます。
ブラック企業に就職してしまうと身体を壊してしまったり、思うようにスキルアップすることができない可能性もあるため、注意しましょう。