SEがフリーランスになるには？システムエンジニアに必要なスキルや年収相場・案件例を紹介

「SEでフリーランスにはなれる？」
「フリーランスのシステムエンジニアにはどんな能力が求められるの？」

会社員でキャリアを積んだシステムエンジニア（SE）の中には、フリーランスとして、個人で新たな挑戦をしたい方もいるでしょう。

結論、システムエンジニア（SE）はフリーランスになれます。

では、フリーランスにはどのような能力・スキルが求められて、仕事もどう獲得していけばいいのでしょうか。

そこで本記事では、フリーランスのシステムエンジニアに必要なスキルや年収相場、案件の獲得方法などを紹介していきます。

フリーランスのシステムエンジニアを目指す方は、ぜひ参考にしてください。

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フリーランスSEの仕事内容

フリーランスSEの仕事内容としては、以下の業務が挙げられます。

• 要件分析・要件定義
• 基本設計
• 詳細設計
• 開発したシステムのテスト
• 保守運用

要件分析・要件定義

顧客にどのようなシステムを希望しているのかヒヤリングし、システム開発に必要な期間や費用を算出する行程です。

他にも作業人数や動作環境などを算出し、顧客の要求をいかに実現するかを決定します。

また、ここで決定した人員や進捗の管理もSEが担当します。

基本設計

要件分析や要件定義のデータをもとに、顧客のシステムを実現するために必要な設計を行う過程です。

画面レイアウト・基本機能・帳票レイアウトなどを設計書にまとめていきます。

詳細設計

基本設計で決定した設計書をもとに、実装予定の機能を実現するために必要な処理方法や仕組みを設計します。

プログラマーがプログラミングできるように、細かく設計していきます。

開発したシステムのテスト

完成したシステムが設計通りの動作をするかを確認する行程です。

プログラム単体のテスト・プログラム同士を結合した際に行うテスト・システム全体に行うテストがあります。

バグが見つかった場合、SEがプログラムを修正することもあります。

保守運用

完成したシステムが不具合や障害でトラブルが発生した際、修正や復旧をする作業です。

定期的にメンテナンスを行うこともあります。

フリーランスSEに求められる4つのスキル

フリーランスのシステムエンジニアに求められるスキルには、以下の4点があります。

1. システム開発スキル
2. 論理的思考力
3. コミュニケーションスキル
4. 自己・タスク管理スキル

本章では、上記のスキルについてそれぞれ解説していきます。

システム開発スキル

エンジニアとして、プログラミング言語を用いた開発スキルは欠かせません。

システム開発のスキルが高ければ質の高い成果物をクライアントに提出できます。

そもそもフリーランスは即戦力の人材が求められます。

もし、システム開発スキルが不足しているなら、お任せしたいと思う依頼側の母数も少ないでしょう。

また、フリーランスという立場上、社外のエンジニアとしてプロジェクトに参加することになります。

そのため、求められる開発スキルの水準も、会社員時代よりも高くなることは理解しておきましょう。

論理的思考力

システム開発には、論理的思考力は欠かせません。

システム開発をする中で、エラーや課題が1つでもあると一切動作しない可能性もあります。

そこで導入したい機能を作るときに、その過程を突き詰めて適切な順序で進めていく必要があります。

もし、これまでに経験したことがないエラーでも、複雑な要素からシンプルな解決策に結びつける力が求められます。

また、提案時にも内容に説得力を持たせる意味でロジックを組み立てる論理的思考が必要不可欠です。

コミュニケーションスキル

コミュニケーションスキルも、フリーランスのSEであれば必ず身につけておきましょう。

プロジェクトでは、関わりのなかった人々と話すことがほとんどです。

開発作業がコア業務ではあるものの、案件開始後、スムーズにチームへフィットするには、一定のコミュニケーションスキルが欠かせません。

自己・タスク管理スキル

正社員とは違い、フリーランスのシステムエンジニアは基本的にタスクを自分で管理する必要があります。

フリーランスは、上長などが進捗を確認し、管理してくれる環境ではありません。

作業の進捗やスケジュール感覚といったタスク管理に紐づくスキルは、フリーランスとして独立する上で必ず備えておきたい能力の一つです。

フリーランスSEの年収相場・案件単価

フリーランスSEの気になる年収相場ですが、「Tech Hive」では、案件単価はおおよそ35万から150万円程度です。

これを年収に換算すると、420万から1,800万円が年収相場となります。

ただし、住んでいる地域や年齢層、所持しているスキルによって、SEは年収にかなりの幅が出てしまう職業である点に注意が必要です。

フリーランスSEの案件例

では実際に、フリーランスSEにはどのような案件があるのでしょうか。

そこで、Tech Hiveにある実際の案件例をもとに紹介していきます。

興味のある方は、下記より案件詳細を確認してみてください。

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フリーランスSEの働き方

フリーランスSEには、大きく分けて2種類の働き方があります。

1. 常駐型
2. 在宅・リモートワーク型

それぞれの特徴について解説していきますので、どちらが自分にマッチするか考えながら参考にしてみてください。

常駐型

常駐型とは、業務委託契約を結んだ企業のオフィスに常駐して業務を行う働き方です。

基本的には数ヶ月単位など、定められた期間内に企業へ常駐して働くことになります。

メリットとしては企業に常駐して働く分、大型案件にも参加しやすく、チームメンバーとの連携が取りやすい点が挙げられるでしょう。

一方、会社員と似た働き方にはなる点は否定できません。職場環境によっては、働きづらいと感じる可能性があるでしょう。

在宅・リモートワーク型

在宅・リモート型は、自宅やカフェなど、オフィスに出社せずに場所を選ばず勤務する働き方です。

フリーランスと聞くとリモート型のイメージが強くあるのではないでしょうか。

常駐型とは違い、出社がない分ストレスなどを感じづらく、自分のペースや裁量で仕事を勧められるのは大きなメリットといえます。

ただし、一人で作業を進めていくことになるため、スキルや経験、持続的なモチベーションが問われます。

フリーランスSEの案件獲得方法2選

フリーランスSEが仕事を獲得する方法には、2つのルートがあります。

1. フリーランスエージェントを活用する
2. 自分で営業活動する

本項ではそれぞれの方法について解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

フリーランスエージェントを活用する

フリーランス向けのエージェントサービスを活用することで、フリーランスは営業活動をすることなく案件を紹介してもらい、プロジェクトにジョインすることができます。

サービスの中にはシステムエンジニア向けの案件を中心に紹介しているものも多くあるため、担当エージェントと自分にマッチする案件を探すこともできるでしょう。

自分で営業活動する

サービスは使わず、自身で直接営業活動する方法もあります。

メールや電話などからアポイントを取り、企業に自分を売り込んで案件を獲得する流れです。

仲介手数料がかからない分、より高単価で仕事をしやすい点が魅力といえるでしょう。

ただし、営業活動はかなりの労力を要します。

何十件応募しても1件も声がかからないことも珍しくありません。

気持ちが折れることなく営業し続けられるメンタルと案件を紹介してもらえるコネがあると、優位に進められるでしょう。

SEにおすすめのフリーランスエージェント

SEにおすすめのフリーランスエージェントを4社紹介します。

フリーランスエージェントの利用は無料なので、複数登録しておくと良いでしょう。

Tech Hive

（出典：Tech Hive公式HP)

Tech Hiveは案件数が5,000件と充実しているフリーランスエージェントです。

幅広い選択肢の中から自分とマッチする案件を探しているフリーランスの方におすすめです。

また、150万円以上の高単価案件もあるため、収入アップを目指している方もぜひチェックしてみてください。

公式サイト
https://asikaze.net/media/tech-hive/

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Midworks

（出典：Midworks公式HP)

Midworksは案件の約70%がエンド直のため、高単価案件が多いフリーランスエージェントです。

審査条件を満たしていれば仕事が途切れた場合に6割の報酬保証があるなど、フリーランスの不安に寄り添ってくれる点がサービスの魅力といえます。

無料カウンセリング・カウンセリング・商談・参画先決定までを最短1日で提供しているので、スピード感を持って案件を探したい人にもおすすめです。

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レバテックフリーランス

（出典：レバテック公式HP)

レバテックフリーランスの取引社数は10,000社を超えており、エンジニア職の案件を中心に4,000件以上の案件を掲載しています。

現場のプロジェクトマネージャーとIT特化の専門担当で調整しているため、マッチング精度の高い提案が満足度につながっています。

更に案件受注後は終了1か月前に継続案件の提案など、担当エージェントから手厚いサポートを受けられます。

19年の実績で利用者満足度92.6%というのも評価に頷ける数値ですね。

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TECH STOCK（テックストック）

（出典：TECH STOCK公式HP）

TECH STOCKでは、キャリアコンサルタントによる密なサポートを受けられるフリーランスエージェントです。

案件の60%以上が月単価80万円と高単価案件が満載です。

また会員限定ですがフリーランス向け福利厚生サービスfukurint(ふくりんと)を使用すれば、飲食店の割引券や確定申告処理に関して税務相談サービスを初回無料で利用できます。

20年目の信頼と実績から会員登録者数33,000名以上となっているので、長期的に利用する価値のあるフリーランスエージェントと言えるでしょう。

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フリーランスSEになる3つのメリット

フリーランスSEになるメリットには、次の3つが挙げられます。

1. 仕事や時間の自由度が高い
2. 会社員よりも高収入を目指せる
3. 仕事に使用したお金を経費にできる

仕事や時間の自由度が高い

フリーランスSEは、仕事を自身である程度選択できます。

常駐やリモートといった働き方から勤務日数、働く時間帯まで、柔軟に調整可能です。

例えば、週2日でフルリモートの案件もあれば、週5勤務で常駐の案件もあります。

正社員は、基本的に決まった時間内で任された仕事しかできません。

一方、フリーランスなら働き方の自由度が高いため、望むキャリアを掴める可能性を高められるでしょう。

会社員よりも高収入を目指せる

前述したように、フリーランスSEの年収幅は、非常に幅が広い特徴があります。

つまり、自分の頑張りやスキル・経験次第では、会社員時代よりも高い収入を見込めるチャンスがあるということです。

会社員では、基本的に固定給ですが、フリーランスには一般的な単価感から高単価案件まで幅広いので、自分の能力次第で上限はありません。

給与という形態に囚われず、高収入を目指したい方には大きなメリットといえます。

仕事に使用したお金を経費にできる

フリーランスでは、業務上必要となり購入したアプリやソフトウェアなど、さまざまなものを経費として計上することが可能です。

また、作業をするために喫茶店などを利用した場合にも、代金を経費として計上できる場合もあるでしょう。

仕事で発生したさまざまな支払いを経費で落とせるのは、フリーランスとして働くメリットの一つでしょう。

フリーランスSEになる注意点3つ

フリーランスSEになる際、注意すべき以下3つのポイントがあります。

1. 収入が安定しづらい
2. 仕事獲得や事務作業を全て自分で行う必要がある
3. 孤独を感じやすい

これらの注意ポイントを事前に理解しておけば、独立した後も立ち回りやすくなるため、おさえておきましょう。

収入が安定しづらい

フリーランスの収入は獲得した案件に依存します。

高単価の案件が取れれば、期間内は高収入を維持できますが、次の案件がそれ以下の単価だった場合、収入はある程度落ち込むでしょう。

実力や評判次第では、案件獲得すらできないかもしれません。

このように、フリーランスは状況に左右される分、収入の安定性に欠けるデメリットがあります。

仕事獲得や事務作業を全て自分で行う必要がある

正社員とは違い、フリーランスSEは案件の獲得から確定申告などの事務手続きまで、全てを自分で行わなければなりません。

会社員なら、給与管理や年末調整などの事務手続きも、会社側で処理してもらえているでしょう。

しかし、フリーランスでは全て自己責任であり、できないなら知識を身につけなければいけません。

また、一定時間はこれらのタスク処理に時間を割く必要がある点にも注意しましょう。

孤独を感じやすい

作業がメインとなるSEの性質上、フリーランスになれば他者と関わる機会が減り、孤独感を感じやすくなります。

特に自宅が主な仕事場となるリモート型は孤独を感じやすいでしょう。

フリーランスになるなら、ある程度の孤独感と向き合い仕事ができるか、気軽に相談や雑談など、気分転換できる相手が身近にいるかなどの確認も大切です。

フリーランスSEに関するよくある質問

では最後に、フリーランスSEに関するよくある質問と回答を紹介していきます。

フリーランスSEには未経験でもなれますか？

実務未経験でも、フリーランスSEとして活動していける可能性はあります。

しかし、未経験の人がいきなり大型案件に参加することは難しいため、まずは知識とスキルを身に付け、クラウドソーシングサービスの案件などをこなしつつ、経験を積んでくのが無難でしょう。

道のりは険しいものの、未経験からフリーランスとして実を結ぶ可能性も0ではありません。

フリーランスSEもインボイス制度の影響を受けますか？

結論、フリーランスSEもインボイス制度の影響は受けます。

特に、年間売上が1,000万円未満の免税事業者に対する影響は大きいかもしれません。

フリーランスSEがインボイス制度の影響を最小限にするためには、適切な準備を進めていく必要があります。

インボイス制度の本導入までまだ少し時間はありますので、早めに準備を進めていきましょう。

なお、Tech Hiveでは、こうしたインボイス制度に関する内容も含めて、無料相談を承っております。ぜひお気軽にご相談ください。

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フリーランスSEとして高収入を目指そう

年収幅が広く、頑張り次第ではかなりの高収入が期待できるフリーランスSEは魅力的な職業です。

独立を検討している場合には、ぜひ本記事で紹介した内容を参考にしてみてください。

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まずは、お気軽にご相談ください！

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