AWSの副業は稼げる?単価相場や案件例・土日のみの受注も可能か紹介! - Tech Hiveマガジン

AWSの副業は稼げる?単価相場や案件例・土日のみの受注も可能か紹介!

大手ECサイトAmazonが提供するクラウドサービスのAWS。

信頼性と拡張性に優れており、利用するユーザーは多いです。

案件数も年々増加していますが、IT人材の不足は深刻なものです。

そうした中で、AWSのスキルを持った副業人材を求める企業も少なくありません。

これからAWSの副業案件に取り組みたいと考えている方も多いでしょう。

そこで本記事では、AWSにおける副業案件の単価相場や案件例、獲得方法を紹介します。

AWSの案件を受注できるおすすめのサービスも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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AWSエンジニアが副業するメリット

AWSエンジニアが副業を行うメリットとしては、どのような点が挙げられるのでしょうか。

具体的には、以下の3点があります。

  1. 高単価の案件を受けられる
  2. 需要の高いスキルを習得できる
  3. フリーランスとして独立できるか確かめられる

副業の受注とメリットが吊り合うかなど、自分のケースに照らし合わせつつ参考にしてみてください。

高単価の案件を受けられる

AWSの副業案件には、高単価の案件が多いため、純粋に収入アップにつなげられる点は大きなメリットの一つといえます。

副業を受注する以上、本業以外の時間で仕事をするため、収入面でのメリットが大きくなければマイナスに感じるかもしれません。

その点、AWSの副業はスキル・経験が十分であれば単価面での条件が良いものも多いため、収入アップを目指すエンジニアにはおすすめといえます。

需要の高いスキルを習得できる

AWSの副業では、クライアント企業が取り扱う、あるいは運用しているシステムやサービスに深く関わることになります。

そのため、正社員として働いているだけでは得られない新たなスキルや知識の習得できる機会にもなるでしょう。

AWSそのもののスキルを底上げする意味合いはもちろん、スキルや知見の幅を広げたい方にはおすすめです。

フリーランスとして独立できるか確かめられる

副業案件は、正社員として携わる業務とは違い、個人として参画する形となります。

将来的にフリーランスエンジニアとして独立を考えている方にとっては、副業案件の受注を通じて独立の可否を検討する機会にもなるでしょう。

フリーランスで働くとはどんなものなのか、自分のパーソナリティに合っているのかなど、独立前に確認できるのは副業案件の持つ魅力です。

AWS副業案件の種類

続いては、AWSエンジニアが受注可能な副業案件の種類を4つ紹介していきます。

  1. AWS基盤のアプリ開発
  2. インフラ設計・構築
  3. Kubernetesの導入
  4. セキュリティ向上施策

自分の現在地で受注できる案件は何か、ゆくゆくチャレンジしたい案件は何かなど、検討しながら参考にしてみてください。

AWS基盤のアプリ開発

AWSは、アプリ開発の基盤に使われる言語です。

そのため、副業案件でもアプリ開発系の案件は数多く掲載されています。

具体的には、Lambda、Amplify、DynamoDB、API GatewayといったAmazonが運営しているサービスを活用しつつ、クライアント企業のアプリケーションの基盤整備を進めていくことになるでしょう。

アプリ開発の副業は企業案件をはじめ、個人でも取り組める点がメリットです。

自身で手掛けたアプリの販売などを目指している場合には、副業の開始を機にチャレンジしてみるのもおすすめです。

インフラ設計・構築

AWSのインフラ設計・構築とは、Lambda、EC2といったクラウドを活用したインフラの設計や構築案件のことです。

Webアプリケーションのバックエンド業務を担っていたエンジニアであれば、副業案件としても受注可能でしょう。

特に「バックエンド関連の経験を深めていきたい」「スキルアップを図りたい」場合には、副業案件でインフラ設計・構築を視野に入れるといいでしょう。

Kubernetesの導入

Kubernetesというオープンソースソフトウェアの導入もAWSの副業案件の一つに挙げられます。

Kubernetesはコンテナ仮想化ツールの運用・管理等を目的として開発されたものですが、昨今AWSの副業案件として増加傾向にあります。

ただし、Kubernetesの導入案件は、AWSエンジニアとして高いスキルと深い知見を必要とします。

知識やスキル、経験が十分でないままに受注できる案件ではありません。

セキュリティ向上施策

昨今広がるクラウドサービスの浸透に応じて、セキュリティ向上施策の実行もAWSエンジニアの副業案件として需要が高まりつつあります。

GuardDutyをはじめとしたセキュリティサービスを活用しつつ、情報漏洩などの防止施策をクライアント企業に提案し、実際に導入していく業務です。

AWSエンジニアの中でも、とりわけセキュリティ関連での専門性を高めたい方は、副業案件として受注を検討してみてください。

AWS副業案件の単価相場

AWSの副業案件はおおよそ70万円から90万円が単価相場です。

求められるスキルレベルが高い分、副業案件の単価相場もかなり高いでしょう。

ただし、副業案件の単価は、あなたの経験やスキルによっても大きく変わります。

AWSエンジニアであれば、必ず上記の金額を副業で得られるわけではないので注意してください。

AWSの副業案件を選ぶ3つのポイント

では、実際にAWSエンジニアが副業案件を受注する際、案件選定のポイントになるのはどういった点なのでしょうか。

ここでは、以下3つのポイントを紹介していきます。

  1. 在宅・リモートで働けるか
  2. 土日のみで稼働できるか
  3. 週1や週2〜など稼働日数はどれくらい必要か

「副業」として捉える際には欠かせないポイントばかりですので、チェックしてみてください。

在宅・リモートで働けるか

在宅・リモートでの就業が可能かどうかは受注前に必ず確認しましょう。

本業で出社している場合、副業でも出社するのは困難です。

そのため、出来る限り出社の必要がない在宅・リモート案件を副業に選ぶのが無難といえます。

在宅・リモート可と記載されている案件も、中には「一部リモート可能」といった制限付きのものがあるため、成約前に必ずフルリモートの可否を確認しましょう。

土日のみで稼働できるか

平日フルタイムで働きつつ副業を行うのであれば、平日の業務が難しい場合もあるでしょう。

そのため、土日のみの稼働で問題ないかどうかを必ずクライアントと確認しておく必要があります。

平日稼働できないにも関わらず、平日稼働が必要な案件を受注しては本末転倒です。

自分とクライアント双方のためにも、事前のチェック項目に加えておくことをおすすめします。

週1や週2〜など稼働日数はどれくらい必要か

副業案件で懸案事項の一つとなるのは稼働日数です。

週1で問題ない案件もあれば、週2回以上の稼働を必要とする案件もあります。

本業との兼ね合いによって稼働日数は決まってきます。

そこで、副業案件のクライアントが定めている稼働日数と、自身の稼働できる日数の間にギャップがないかどうかを必ず確認してください。

未経験からAWSエンジニアとして副業案件を獲得する手順

未経験ながらも、AWSエンジニアとして副業案件の獲得を検討している人もいるでしょう。

ここからは、未経験からAWSの副業案件を受注するまでに必要な3つのステップを解説していきます。

  1. AWSの知見・スキルを習得する
  2. 企業でAWSの実務経験をつむ
  3. 副業で受注できる案件に挑戦する

AWSの知見・スキルを習得する

まずは、AWSの知見・スキルの習得を目指しましょう。

スキルも知識もない状態で案件の獲得を成功させるのは不可能といっても過言ではありません。

最低限業務をこなせるレベルになるまで、学習に専念するのが無難です。

AWSの習得方法としては、独学とスクール・講座の活用の2種類があります。

独学の場合、専門書購入のみでよい分、コストはかかりません。

一方、オンライン講座やプログラミングスクールは費用こそ一定額かかりますが、独学よりも早く確実に知識とスキルを習得できるでしょう。

企業でAWSの実務経験をつむ

AWSに関するスキル・知識レベルが一定に達した段階で、企業の正社員としてAWSエンジニアの経験を積んでいきましょう。

目安としては、最低でも2〜3年程度は実務経験を積んでから、副業案件の受注に踏み切るのが無難です。

AWSの実務経験を積むことで、副業案件の獲得に役立つスキル・経験・実績の全てを培うことができます。

副業案件でしっかりと稼ぎたいのであれば、実務経験は不可欠です。

副業で受注できる案件に挑戦する

実務経験を積んだ段階で、個人で副業案件を探し、受注できそうな案件に挑戦していきましょう。

初めは小規模の案件からスタートし、少しずつ規模やスキルレベルの高い案件に挑戦していくのが無難です。

AWSエンジニアの副業案件獲得方法5選

続いては、AWSエンジニアが副業案件を獲得する5つの方法を紹介していきます。

  1. フリーランスエージェントを利用する
  2. クラウドソーシングを利用する
  3. 副業マッチングサイトを利用する
  4. SNSやブログを駆使して営業する
  5. 友人や知人から案件を紹介してもらう

自分の状況や好みに合わせて、最適な方法を模索してみてください。

フリーランスエージェントを利用する

フリーランスエージェントの活用は、確実な案件とのマッチングを図りたい方におすすめです。

担当エージェントに自身の希望条件などを伝えた上で、それをもとにした案件紹介を受けられるため、ミスマッチも起こりません。

案件を探す負担も最小限で済む分、忙しく時間が取れない方との相性も良い方法といえるでしょう。

クラウドソーシングを利用する

自分で案件を探したい場合には、クラウドソーシングサービスの利用も有効な案件獲得方法です。

クラウドソーシングサービスの中にはAWSエンジニア向けの案件が掲載されていることもあるため、登録してチェックする価値は十分にあるでしょう。

ただし、いつもAWSの副業案件が載っているとは限りません。比較的単価が低い傾向にもあるため、定期的に確認する必要があります。

副業マッチングサイトを利用する

サービスの中には、副業マッチングサイトというものがあります。

登録者のスキルや実績、経験に合わせて、マッチしそうな副業案件をサービス側が紹介してくれるというものです。

副業人材専門のサイトですので、比較的案件を探しやすいでしょう。

しかし、思わぬ優良案件に出会える可能性がある反面、必ずしも案件を紹介してもらえるわけではありません。

他の手段とあわせての利用が無難です。

SNSやブログを駆使して営業する

個人のSNSやブログを持っている場合には、そのクオリティを活かして企業に直接アピールを行い、案件を獲得する手段もあります。

実績や経験などを存分に盛り込み、企業に営業していきましょう。

全て自分で行う必要がある反面、条件交渉などに自分の希望を反映させる余地があるのは魅力です。

友人や知人から案件を紹介してもらう

IT業界に知人や友人がいる場合には、コンタクトをとって案件紹介を打診するのも方法の一つです。

確実に紹介してもらえる保証はありませんが、上手くいけば良い条件の案件を受注できる可能性があります。

もしAWS関係の仕事をしている友人や知人がいるなら、可能性を模索する意味で一度連絡してみてもいいでしょう。

AWSの副業案件が豊富なサービスおすすめ

それでは、AWSの副業案件が豊富なサービスを紹介していきます。

それぞれサービスの種類や特徴が異なりますので、マッチしそうなものがあれば、ぜひチェックしてみてください。

サービス 職種 案件数 リモート案件 副業案件 形式
シューマツワーカー エンジニア
デザイナーなど
非公開 有り 有り 応募/紹介
Workship エンジニア
PM
ディレクターなど
2,600件(2023年11月時点) 有り 有り 案件マッチング型
クラウドワークス エンジニア
デザイナー
ライターなど
447,919件(2023年11月時点) 有り 有り プロジェクト/コンペ/タスク

シューマツワーカー

(出典:シューマツワーカー公式HP

運営会社 株式会社シューマツワーカー
職種 エンジニア
デザイナーなど
案件数 非公開
在宅・リモート案件
副業案件
形式 応募/紹介

シューマツワーカーは、週10時間から就業可能な副業マッチングサービスです。

ほとんどのサービスが最低でも週2日程度の稼働案件を取り扱っている中で、週10時間という少ない単位からでも副業案件探しができます。

あくまでも週末や隙間時間に働くイメージの案件が多い分、あまり多くの時間を副業に割く予定のない、軽めの案件を探している方との相性が良いサービスといえます。

Workship(ワークシップ)

(出典:Workship公式HP

運営会社 株式会社GIG
職種 エンジニア
PM
ディレクターなど
案件数 2,600件(2023年11月時点)
在宅・リモート案件
副業案件
形式 案件マッチング型

Workship(ワークシップ)は、株式会社GIGの運営する副業マッチング型サービスです。

サービスに登録後、ポートフォリオなどを登録するとWorkship側からマッチ度の高い案件を紹介してもらう流れとなります。

AWSに関してもそうですが、エンジニアに限らず幅広い職種の案件を提案してくれるサービスです。

AWSの知見や経験を活かしたエンジニア以外の働き方を模索する方にもおすすめといえます。

クラウドワークス

(出典:クラウドワークス公式HP

運営会社 株式会社クラウドワークス
職種 エンジニア
デザイナー
ライターなど
案件数 447,919件(2023年11月時点)
在宅・リモート案件
副業案件
形式 プロジェクト/コンペ/タスク

クラウドワークスは、国内最大級のクラウドソーシングサービスです。

案件数は40万件以上と、かなりの数の案件が掲載されています。

あくまでも自分で案件を吟味して応募したい方には、クラウドソーシング型の本サービスはマッチする部分が大きいでしょう。

依頼形式もプロジェクト・コンペ・タスクと重軽さまざまで、副業への注力度によって受注案件の種類を変えられる点もメリットの一つとなっています。

AWSの副業案件で単価アップを実現するポイント

では、AWSの副業案件から単価アップを実現する3つのポイントを紹介します。

  1. AWS認定資格を取得する
  2. 上流工程での実務経験を積む
  3. フリーランスとしての独立も検討する

AWS認定資格を取得する

自身のスキルや知見を裏付ける証明としておすすめなのは、AWS認定資格の取得です。

スキルレベルを証明する資格を持っておけば、それだけクライアント企業の信頼を得やすく、単価アップにも繋がります。

AWS認定資格には「基本」「アソシエイト」「プロフェッショナル」の3段階からなる資格群があります。

高単価な案件を受注したいのであれば、「プロフェッショナル」レベルの認定資格取得を目指すのがおすすめです。

上流工程での実務経験を積む

AWSエンジニアにとっての上流工程とは、要件定義や設計・構築といったプロジェクトの前半部分に関する領域です。

上流工程の実務経験を積んでおくことで、開発工程に留まらない幅広い領域での副業案件が受注できます。

上流工程を含む副業案件は高単価なものが多いため、収入アップを図りたい場合には本業で上流工程に携われるよう努力していくことをおすすめします。

フリーランスとしての独立も検討する

正社員は給与を基準としている分、得られる収入には限度があります。

反面、フリーランスエンジニアには収入面での上限はありません。やればやるだけ、自分に報酬として返ってくるシステムです。

正社員での給与と副業での収入でも足りないと感じる場合には、フリーランスエンジニアとして独立し、より高い収入を目指すのも一つのキャリアパスといえます。

AWSの副業案件を受注するうえでの注意点

では最後に、AWSの副業案件を受注するうえでの注意点を2つ紹介します。

  1. 本業が副業禁止でないか確認する
  2. 土日・平日夜のみの稼働ができるか確認する

本業が副業禁止でないか確認する

本業として所属する企業では、従業員に就業規則を課しています。企業によっては、就業規則内に「副業禁止」と明記している場合があるでしょう。

副業禁止にも関わらず、個人として仕事を受けるのは明確な就業規則違反に抵触する可能性があります。

AWSの副業案件を始める際は、自社の就業規則を確認し問題がないことをチェックした上で開始するようにしましょう。

土日・平日夜のみの稼働ができるか確認する

副業案件といっても一定の日数、時間の稼働が要求されます。

フルタイムで働きながらこなすのは、容易ではありません。

そのため、副業案件の受注時には土日の稼働、平日夜間の稼働が可能かどうかを必ず確認してください。

もし、本業の就業時間と被りそうな場合、「副業案件をこなせなくなる」「就業規則違反になる」といったリスクがあります。

稼働日と稼働時間帯の確認は必ずしておきましょう。

AWSの副業案件で収入・スキルアップを実現しよう

AWSは需要も高く、なおかつ副業案件の単価も高い可能性のある領域です。

時間をかけさえすれば、未経験でも十分副業案件で稼ぐことは可能といえます。

「正社員での給与に満足できない」「もっとスキルアップしたい」など、AWSを通じて自身のスキルアップ・収入アップの道を模索したい場合には、ぜひ副業案件の受注を検討してみてはいかがでしょうか。

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