未経験の女性エンジニアとして転職できる?方法や失敗しないコツなど解説 - Tech Hiveマガジン

未経験の女性エンジニアとして転職できる?方法や失敗しないコツなど解説

エンジニアは男性のイメージが強い職種ですが、女性で未経験でもエンジニアになれるのかまた、転職は可能なのでしょうか。

女性エンジニアを目指す方に女性エンジニアの実態、今後の予測や、現状を解説します。

また未経験の女性エンジニアとして転職で失敗しないために知っておくことも解説しますので、エンジニアを目指す女性の方は参考にしてください。

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女性エンジニアの実態

女性エンジニアの実態

まずは女性エンジニアの実態を知っておきましょう。

女性エンジニアは全体のエンジニアのどのくらいの割合になるのでしょうか。

女性エンジニアの割合

女性エンジニアの割合は「JISA基本統計調査2021」のデータによれば、IT系の女性エンジニアは全体の20%と公表されています。

詳細は下記グラフと表を参考にしてください。

女性エンジニアの割合
女性エンジニアはITエンジニアの総数の20%と低く、IT業界では男性エンジニアが主体となっていることが読み取れます。

女性エンジニアの今後の予測

2020年のコロナの影響で企業の採用が中止になり、企業の全体の6割ほどが採用の中止に追い込まれているのが現状です。

IT業界は元々人手不足に悩まされ、ダブルパンチのように女性を含め、エンジニアの不足が現実味を帯びています。

2021年ごろからコロナが少し落ち着きはじめ、求人数が増えているのが現状です。

そして2022年になるとさらに求人数が増えています。企業全体の求人数の増加は女性エンジニアにとっても就職や転職がしやすいと言えるでしょう。

特にIT業界はエンジニア不足が続いています。

そう考えると今後は女性エンジニアの採用が増えると予想できます。

女性エンジニアが増えている現状

実は女性エンジニアの転職数は毎年伸びています。

転職のデータ(リクルートキャリア)によれば、コロナ前からエンジニアに転職する女性は毎年増え続けているのが現状です。

2010年、2011年の2年間は女性エンジニアの転職数は減っていますが、それ以降は毎年増加しています。

女性エンジニアの転職数の伸び率

女性エンジニアが増える要因

日本において女性の社会進出や活躍を促進する動きが加速しています。

そこで生まれた「女性活躍推進法」の影響は大きいと言えるでしょう。

ですが、本当の要因はIT業界の人材不足です。下の図表でわかるように「大幅に不足している」と回答した企業の割合が高くなっている傾向があります。

IT業界の人材不足

そして、女性活躍に理解ある企業が多くなり、IT業界は女性にとっても働きやすい職場と感じていると回答した女性の割合が「よくあてはまる」「どちらかと言えばあてはまる」を含めて高いことがわかります。
IT業界全体の女性の活躍

女性エンジニアが働き方

女性エンジニアが働きやすいと感じているのは、時短・フレックス・リモートなど働き方を選べるようになったことが大きいと言えます。

つまり、子どもが小さい時でもリモートワークができるなど柔軟な対応をする企業が増えているのです。

またエンジニアは特殊な技術を持っているため育児で離れても復職しやすいのも要因と言えます。

さらに男女で賃金差を埋める動きはありますが、なかなか進まないのが現状です。その点エンジニアはスキル次第で他の職種よりも多くの収入を得ることが可能で、その点でも女性エンジニアが増えていると言えるでしょう。

女性エンジニアの転職・採用活動の実態

女性エンジニアは、家庭と仕事を両立し働き続けたいことで転職活動をしている人が多くいます。

レバテックによる女性エンジニアの転職意識調査によれば、過去10年間増加傾向にあります。

2023年Webアンケート調査(300名)によれば以下のように転職活動をしている女性と検討している女性エンジニアの割合が高いことがわかります。

女性エンジニアの転職意識調査

企業からの求人オファー(内定)を受け入れる決め手の調査では下のグラフのように「年収がアップするから」(43.8%)ともっとも高く、次いで「長く働き続けられそうだから(36.6%)」「スキルアップできる環境があるから(28.8%)」「リモートワークができるから(22.9%)」「自分のスキルや経験をしっかり評価してくれたから(17.0%)」となっています。
女性エンジニアの転職意識調査・内定承諾の決め手

女性エンジニアの転職求人倍率

「2021年女性の転職市場レポート」によれば以下のように転職求人倍率が高く

なっています。つまり、女性が転職する割合が高いということです。

女性エンジニアの転職求人倍率

また職種別転職求人倍率は下表よりエンジニア、技術者、IT、システム系が上昇していることがわかります。

年別の転職求人倍率の変化

未経験のOKのエンジニア求人割合は下表より「エンジニア技術者、ITシステム系」「クリエイティブ系」などの専門スキルを必要とする職種で、採用のニーズが高まっていることがわかります。

未経験OK求人の割合変化

女性エンジニアの転職で失敗しないためには

女性エンジニアの転職で失敗しないためには

未経験の女性エンジニアとして転職で失敗しないためには、以下のことを意識するとよいでしょう。

  • 未経験者として受け入れてくる企業を選ぶ
  • エンジニアの種類、必要な言語のチェック
  • 企業がワークライフバランスを重視しているかどうかをチェック

未経験者として受け入れてくる企業を選ぶ

企業は基本的には即戦力となる人材を求めます。

ましてや転職となるとほとんど即戦力を採用するでしょう。

そうなると未経験として男性、女性問わずエンジニアへの転職は厳しいと言えます。

しかし、IT業界はエンジニアとしての人材不足が大きな課題です。

そのため、未経験でもエンジニアを育てる企業もあり、そのような企業を選ぶと転職で失敗しにくいと言えるでしょう。

エンジニアの種類、必要な言語のチェック

エンジニアにはシステムエンジニア、プログラマー、Webエンジニア、ネットワークエンジニアなどさまざまな分野があります。

分野別に必要な言語が変わり、転職する際にはどの言語のスキルが必要なのかをチェックするとともに、自分が目指すエンジニアに必要な言語を学んでおきましょう。

企業がワークライフバランスを重視しているかどうかをチェック

エンジニアに転職し、経験を積んでさらにキャリアアップしたい女性もいるでしょう。

またフリーランスのエンジニアとして独立を目指す女性もいると考えられます。

そのため仕事だけではなくプライベートな時間の確保ができるのか確認しておくことが大切です。

さらに将来的に出産や子育に備えてフレックスタイムやリモートワークなどフレキシブルな働き方ができることが望ましいと考えておくとよいでしょう。

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まとめ

IT業界では女性のエンジニア転職率が年々増加傾向にあります。

未経験OKの企業も多くあるため、未経験からでもエンジニアへの転職は可能と言えるでしょう。

エンジニアにはシステムエンジニア、プログラマー、Webエンジニアなどさまざまな分野があります。

目指しているエンジニアとして必要な言語を学んでおくと有利に転職できます。

またエンジニアとして将来を考えて求人を選ぶことも大切です。

そうすることで、キャリアアップやフリーランスのエンジニアとしての道が開けます。

企業によって男女の収入の格差があります。

しかし、エンジニアの場合は他の職種に比べて収入の格差が埋めやすいと言えます。

つまり、スキルや知識があれば多くの年収を得ることができるからです。

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